
観光学科コラム
202104.27
観光学科コラム
【観光学科】「頑張れば報われる」
4月2日、観光学科に新たなメンバーを迎える入学式が挙行された。当日は晴天と満開の桜に恵まれ新入生の新たな船出を祝うにはぴったりの一日であった。
2019年の東大の入学式の祝辞の中で上野千鶴子氏は「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください」と述べている。コロナ禍の中で合格という結果を手に入れたことは、確かに家族や先生をはじめとした周囲の人たちの協力のおかげであることを忘れてはいけない。でも新入生が「頑張れば報われる」ことを体現させたことで周囲の人たち、特に入学式に出席された保護者は胸を熱くしたことであろう。
4月4日、競泳の池江選手が東京五輪のメドレーリレー代表に内定した。レース後には「苦しくてもしんどくても努力は報われるんだなと思いました」と涙ながらに語った。その涙ながらのスピーチに感動し、目頭を熱くした人は多かったはずである。
「努力は報われる」、報われるのは本人だけではないのは確かだ。
コロナ禍で観光産業は苦しくてもしんどくても努力を続けている。この努力はいつか報われるはずである。そしてその先には観光産業だけでなく、旅行を楽しむ人々も報われる日が訪れるだろう。
(観光学科 新任講師 小山 聖治)


