グローバルコミュニケーション学科コラム

202107.05
グローバルコミュニケーション学科コラム

【Gコミ学科】英語力ってどうやって測るの?②

前回は、みなさんの英語力を測るのに、英検だけでなく、TOEFL、IELTS、TOEICなど色々なテストがあることを紹介しました。もしかすると、「合格、不合格でないなら、一度チャレンジしてみようかな?」と考えている人もいるかもしれませんね。


今回は、英語力を測る基準となるCEFR(セファールと発音します。)について、少しお話ししましょう。CEFRとは、ヨーロッパで開発された"Common European Framework of Reference for Languages"の略で、「ヨーロッパ言語共通参照枠」のことです。


ヨーロッパ全体の安定と発展を目指し、1993年にEU(欧州連合)が発足しました。このような連合ができると、特に人と人とのコミュニケーションが重要になります。そこで、EU域内の相互理解や相互交流を図る上で、母語とは違う言語の能力を必要なレベルで身につけることが広く求められるようになりました。


CEFRでは、習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分けています。それぞれをさらに2段階に分類して以下の6段階に分けています。


 A1:学習を始めたばかりの者・初学者
 A2:学習を継続中の者・初級者
 B1:習得しつつある者・中級者
 B2:実務に対応できる者・準上級者
 C1:優れた言語運用能力を有する者・上級者
 C2:母語話者と遜色のない熟練者


さて、みなさんは、どのレベルを目指しますか?

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国際コミュニケーション学部 英語コミュニケーション学科 教授 越山 泰子

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