観光学科コラム

202201.28
観光学科コラム

【観光学科】ディベートで盛り上がりました!~国際関係論恒例のディベート

観光学科の国際関係論(国際地政学)の授業では、恒例のディベートが今期も行われました。

今回のテーマは次の2つ、

①脱炭素化のために石炭火力発電を全廃する一方、原子力発電を増やすことについて賛成か?反対か?

②敵ミサイル基地攻撃能力を保有することに賛成か?反対か?

4つのチームに分かれ、各2チームがテーマ①と②についてディベートを行いました。どのテーマになるか、反対側か賛成側かは、本番当日のチーム代表のじゃんけんで決まるので、学生たちは両方のテーマについて、反対と賛成の二つの視点から調査し、考えておく必要があるので大変です。

学生が勝敗を採点評価~優秀ディベーターの投票も!

ディベートを行っているチーム以外のチームの学生たちが採点を行います。その採点評価で、チームの勝敗が決まるのですが、それ以外にも立論、質問、反論、反駁などで頑張った学生は誰?という投票も行いました。今回は、12名が優秀ディベーターに選ばれ、賞品をゲット!では、その学生たちの感想を訊いてみましょう。

・コミュニケーション力が高まりました!(3年 毛利明音さん)

「今回、私たちのチームが当たったテーマは、敵ミサイル基地攻撃能力を保有に賛成か反対かでした。
日常生活であまり考えたりすることがなかったテーマだったので、立論を考える時点から苦戦しました。でも、このディベートを通し、テレビやネットニュースの情報だけではなく憲法・法律・インタビュー記事・文献などを調べ、学ぶことが多く、とても勉強になりました。また他の人の発言を聞いてそれに反論しなければならないので、自身の発信力・傾聴力・コミュニケーション能力の向上にもなったと思います。」

・国際情勢に目を向け、自分の考えを持つことが大切!(3年 菅原由紀さん)

「今回、『脱炭素化のために原子力発電を増やすことについて賛成か、反対か』というテーマでディベートを行いました。
限られた時間の中で相手の主張を聞きながら、自分たちの意見を、根拠と合わせて分かりやすく伝えることは難しいなと感じました。でも、これまでこのテーマについて普段の生活では考えたこともなかったので、とても良い経験となったと感じています。
また、この授業を受講したことで、若い世代の一人として、他人事と捉えずに国際情勢に日頃から目を向け、自分の考えや意見をしっかりと持つことの大切さを実感しました。」

・僅差で敗戦!でも、とても楽しかった!(2年 堀口遊凛さん)

「今回のディベートのテーマは、脱炭素化に向けて、原子力発電所を認めるか認めないかでした。
相手チームが、徹底的に様々な観点からの情報を調べ上げた上で反論して来たので、なかなか反駁するのが大変でしたが、相手の弱点を見つけ出し、反駁しました。その結果、投票結果では僅差まで持ち込めたのですが、残念ながら負けてしまいました。でも、とても楽しかったです。」

次第に白熱するディベート!貴重な多国籍の学生との意見交換

いつものことですが、立論段階はみんな声も小さく静かにスタート、質問、反論、反駁と進むにつれ次第に白熱していき、声も自然と大きくなっていきます。

国際関係論では、世界に満ち溢れる情報の中から、事実を見つけ出し、アクターたちの行動や発言の背景や要因、戦略、そしてお互いの発言や行動がどう影響し合っているのかなどについて深く考える力をつけることを学習の目的としています。

また、多国籍の学生たちが履修していますので、それぞれの母国の文化的・歴史的背景で意見が分かれることも、貴重な学びになっているようです。

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現代社会学部観光学科長(2021年度より国際コミュニケーション学部観光学科)教授 吉田 誠

⇒現代社会学部観光学科

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