観光学科ニュース

202206.06
観光学科ニュース

【観光学科】橘ゼミ 須磨海岸「すなはまワーク」で活性化!(前編:失敗しない就職先選び)

梅雨入りマヂか? マジ夏か! いや失礼。夏もマヂかという5月下旬に、橘ゼミ4年生は、「心と体の活性化」を兼ね、神戸市須磨区の須磨海岸でフィールドワーク、いや「すなはまワーク」を実施しました。

大学4年生は、就活も佳境に差し掛かり、期間内に卒業論文等を仕上げなければならず、心がナナメになりがちです。そこで、広がる青い海、そして寄せる波の囁きに力を得て、就職のこと、卒論のことなどを皆で考えてみました。グループワーク、個人ワークの後は、砂浜でのビーチバレーボールや潮干狩り体験などで、楽しいひと時を過ごしました。その後は、腰痛との戦いになりましたが・・・

昨年度の大学生における就職率は、95.8%、6月1日には採用選考が解禁となりましたが、新卒内定は既に6割超に達しています。しかし、2021年度の大卒者における「就職後3年以内の離職率」は、実に31.2%に上っており、「自分に合った会社ではなかった」(企業は「会社に合った人材」を希望しています)などとして、そのうちの約4割弱(11.6%)が、1年以内に離職に追い込まれています。

ここ数年における全体の離職率は15%程度で推移していますが、早期離職後は、正規雇用に復職することは極めて困難となり、給与水準の経時的減少が続くケースが多くなります。従って、その後の人生設計にも多大な悪影響をもたらし、ワーキングプア―へと転落する可能性も高くなります。それ故に、折角就職できたにも拘らず、早期離職に追い込まれないために、就職先の決定に関してより慎重にならなければなりません。

そこで「すなはまワーク」では、既に就職先が決定した人も、また未決定の方においても、「失敗しない就職先選び」について、グループディスカッションと個別面談形式で、「本当に働きたい業態や職場なのか」=マッチングの最適性、上司に期待すること、就職先への期待が裏目に出た場合の対処法、入職後やってみたいこと等、様々な角度から意見交換を行いました。今回の取り組みが、より良い就職先選びに結びつくことを期待して!

「すなはまワーク」の実施風景と記念写真

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―後編につづくー

【現代社会学部 観光学科(現:国際コミュニケーション学部 観光学科)教授 櫻井 一成】

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