心理学科ニュース

202207.14
心理学科ニュース

【心理学部】センタープログラム(心理関係公務員対策)のすすめ

せっかく大学で心理学を学ぶのならば、その知識を生かした職に就きたいと希望する学生は多いと思います。そうした方の就職先の候補としておすすめしたいのが公務員です。心理系の公務員にはいくつかの種類があり、地方公務員であれば各都道府県等で募集している児童心理司(心理判定員)、国家公務員であれば家庭裁判所調査官補や法務省専門職員(法務教官や矯正心理専門職など)などがあります。これらの公務員に合格すれば、採用後に専門的な研修を受けることができ、心理職として働くことができます。

ただし、公務員に合格するのは、そんなに簡単なことではありません。公務員の種類にもよりますが、幅広い範囲から出題される一般教養試験、心理学に関する論述試験、複数回の面接などが採用試験として設定されており、それらをクリアして採用されるには相当な努力が必要ですし、一人で頑張り切るのは大変だと思います。

そこで本学では、公務員の一般教養試験対策として「資格の学校TAC」と連携して「公務員養成講座」を開講しています。しかし、それだけでは、心理の専門試験や論述試験の対策を行うことは難しいです。そこで、専門科目対策としてセンタープログラム(心理関係公務員対策)を無料で開講しています。

このプログラムを受けて、昨年度、法務省専門職員の試験に合格し、法務教官として採用された山本さんのコメントを紹介します。

「1・ 2年のうちにレポートの書き方の基本的なことは頭に入れておいた方がいいなと思いました。私は文章を書くことが苦手だったので、センタープログラムでめちゃくちゃ練習しました。専門の問題(心理学とか教育学とか)は、最初全くわからなくても、解いて解説読んで少しずつ覚えていけば解けるようになりました」

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継続は力なりという言葉にもある通り、早いうちから継続して取り組み続けていれば、きっと採用試験を突破できると思います。心理系の公務員を希望の方は、ぜひ一緒に頑張っていきましょう(写真はセンタープログラムを受講している学生たちの様子です)。

【講師 神垣一規】

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