
学長室
学内における感染症対策の変更について(学生の皆さん)
学長・危機対策本部長 濱名 篤
学長の濱名です。秋学期も始まり何かと慌ただしい日々を過ごしていることと思います。
新型コロナ感染症対策については、2019年12月より約2年半の長きにわたり、様々な拡大防止対応や行動制限など、大変不自由な状態を続けてきましたが、皆さんの協力によって、今年度の秋学期では対面授業を基本にスタートすることができました。
全国的にも第7波のピークを脱して、全数把握の変更など政府や地方自治体の対応方針も大きく変更され、行動制限等の緩和による日常生活の回復へと向かっています。
このような状況に対応して本学においても、これまでとってきた感染症対策を、10月20日をもって下記のように変更します。
しかしながら、新型コロナ感染症が収束したわけではありません。現在のコロナ感染症は飛沫感染もさることながら、エアロゾル感染(空気感染)対策の重要性が指摘されています。また、コロナ感染症だけでなく、インフルエンザの流行の時期でもあります。
それらの対策を強化しながら、引き続き、気を緩めずに、以下の事項に十分に注意して、全員そろって、健康で安心・安全な学生生活を送れるよう期待しています。
感染症対策の変更事項について
1. COCOA利用について
陽性者との接触の可能性を把握するためにCOCOAの利用を皆さんに依頼してきましたが、陽性者の全数届出の見直しに伴い、年内を目途にCOCOAの機能停止が予定されていることから、同アプリの保有の確認を中止します。
2. 入構時カードリーダーについて
これまで入構者の把握のために、入構時にカードリーダーに学生証を通してもらいましたが、このカードリーダーによる読み込みを取りやめます。
3. 校内での飲食ルール等の変更について
校内での飲食については下記の通り変更しますが、その概要は次の通りです。
⑴ 食堂で使用中のアクリル板を撤去します。
食堂では2方向の壁の窓を開けて換気を行い、空気の流れを妨げるような状況にある場合は、現在、設置されているアクリル板を除去し換気を促進します。
なお、従前どおりテーブル使用時は、対面にならないように、席を減じ、「1テーブル4人以内」「黙食のルール」は継続します。
⑵ 教室での飲食を解禁します。
人と人との間隔をとり、密集しないように1m以上離れ、黙食にて喫食する条件で、「飲食可能」とします。なお、換気は2方向の窓を開放して行いますが、窓が1面しかない場合は、ドアを開けるか、窓の両サイドを開けるようにしてください。
⑶ イベント時の食事提供ルールの見直し
手指消毒、少人数(1テーブル4人以内)、黙食のルールを守ることを条件に食事提供を可能とします。(イベントの実施には、事前の申請が必要です)
4. 冬季に向けての換気の徹底について
感染防止対策としては、換気が重要であることから閉め切らず、授業中の換気を引き続き徹底し、授業終了後は窓を開けて換気をしてください。
5. エレベーターの使用法について(人数制限の見直し)
現在、学内でのクラスターは発生していないので、コロナ禍以前の方法に変更します。
6. 入構時の検温実施体制について
尼崎キャンパスでの3階からの入構再開など、各キャンパス入構時の検温体制等を下記のとおり変更しますので留意してください。
1. 教室、食堂等の密閉空間における換気の徹底について
感染防止対策としては、換気が重要なことから使用中の教室や食堂など閉め切らず、換気を引き続き徹底すること。また、授業終了後は窓を開けて換気を行うこと。
2. 学内での飲食ルール等の変更について
⑴ 食堂で使用中のアクリル板の撤去
新型コロナウイルス感染は、飛沫感染・接触感染・空気感染が経路となっています。飛沫感染対策にはマスク、接触感染にはアルコール消毒、空気感染には換気が効果的な対策となっています。空気感染対策としては換気が重要であり、2方向の壁の窓を開けて換気を行います。空気の流れを妨げるような状況にある場合は、現在、設置されているアクリル板を撤去し、換気を優先することとする。
なお、人と人との距離を保つことも予防対策として有効であるため、テーブル使用時は、対面にならないように席を減じ、国・兵庫県が提唱する「1テーブル4人以内」「黙食のルール」は継続施行する。
⑵ 教室内での飲食の解禁
人と人との間隔をとり、密集しないように1m以上離れ、黙食にて喫食することを条件として「飲食可能」とする。なお、換気は2方向の窓を開放して行いますが、窓が1面しかない場合は、ドアを開けるが、窓の両サイドを開けるようにすること。
⑶ イベント時の食事提供ルールの見直し
手指消毒、少人数(1テーブル4人以内)、黙食のルールを守ることを条件に食事提供を「可能」とする。(実施の場合は事前の許可申請が必要)
3. 各キャンパスの入構時の検温実施体制等については、下記の変更を行う。
変更後の対応 | |
共通 | 1)入構者把握のためのカードリーダーは撤去、COCOA登録の確認は中止する。 2)入構時の検温・手指消毒は継続する。 3)検温・手指消毒・マスク着用実施のポスターを掲示する。 4)警備員・シルバー人材センター職員が業務にあたる場合は、検温の確認は継続する。 5)警備員不在時の検温は各人が自発的に行う(自主検温を基本とする)。 |
神戸山手キャンパス | ①警備員による対応を継続し、昼休憩時間帯の検温は自主検温とする。
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尼崎キャンパス | ①1階正面入口における対応体制は次による。
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三木キャンパス | ①入構時対応を次の通り変更する。
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感染症対策の継続事項について
- 入構時の検温および手指のアルコール消毒の実施は継続します(37.0度以上は入構禁止とします)。検温器による自動検温では、37.0度以上の場合には、保健室に連絡し、入構せずに帰宅する等、責任ある自律的な行動を厳守してください。
- マスクの着用、ソーシャルデスタンスの確保(着席可能とされた座席への着席)、黙食および換気など個々の感染症予防行動は継続します。
- 咳、発熱、喉の痛みなどの症状の体調が悪い時は、これまでと同様に保健室に報告してください。
- スクールバスの利用の際の検温については、従前どおり自宅出発前に検温を実施してください。
- ワクチン接種については、厚生労働省のホームページ等で内容確認のうえ、早期接種することを期待します。
以上