教育福祉学科コラム

202301.10
教育福祉学科コラム

【教育学部】モンゴルからの留学生、小学校教育実習完走!

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モンゴルからの留学生BOLDBAATAR BUYANBAYAR(ボルドバートル ボヤンバヤル)さんが、尼崎市立小学校での4週間の小学校教育実習を無事に終了しました。実習を終えたボヤンさんにインタビューしました。

4週間の教育実習おつかれさまでした。教育実習はどうでしたか。

とにかく楽しかったです。実習中は朝6時に起きていましたが、ぜんぜん苦にはならなかったです。早く寝て早く起きる習慣がつきました。あっという間に4週間が終わりました。

実習校の先生方があたたかく、優しく迎えてくださいました。校長先生からの「留学生が日本の小学校で教育実習をすることがすばらしい。がんばりましょう」という言葉は励みになりました。2年1組の担当になりました。クラスの先生だけでなく、他の学級の先生方も熱心に教えてくださいました。

研究授業では国語の「漢字のおくりがな」の授業をしました。モンゴルには漢字はないです。教科書を読んで、自分なりに指導案を作ってみました。担当の先生に見ていただき、授業をしました。

なかなか子どもが理解しなくて苦労しました。「漢字のおくりがな」についての説明不足がありました。理解していない子ども一人ひとりに教えに行きました。研究授業でたくさんの先生が見にこられていたので、子どもたちも緊張したのでしょうか。いつもより手が挙がる子どもが少なかったように思います。

国際理解の授業もしました。モンゴルの家、「ゲル」と言いますがその話をするとたくさんの質問がきました。草原に馬や牛が放牧されている写真を見せましたが、馬や牛に注目するのではなく、モンゴルの真っ赤な夕焼けに関心が集まりました。確かにモンゴルの夕焼けは美しいです。自分の考えとは違うところで子どもたちは興味をもつことを学びました。

そもそも、なぜ日本の教員免許を取得しようと思ったのでしょうか。また、卒業後の進路についても考えていることを教えてください。

日本の学校で働きたい。中学校・高校の先生になりたい思っていました。でも、インターンシップや介護等体験で小さい子どもたちに関わっているうちに、小学校が自分には向いているかもと思いました。小学生と関わる仕事がしたいと考えるようになりました。小学校実習をしてみると、日本語の理解不足から、日本の小学校で教えることは厳しいと思います。でも、教員採用試験にはチャレンジしてみたい。臨時講師でもいいにで日本の小学校で働きたいと思っています。

数年、日本の学校で働いた後、モンゴルに帰って、学校とまではいかないですが、子どもの悩みを聞いたり、勉強を教えたりできる「あそび」を中心にした施設を造りたいと考えています。できるかどうかはわかりませんが...。つくってみたいです。

ボヤンさんありがとうございました。小学校教員免許を取得し、ぜひ日本の小学校で教員として働きましょう!

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