経営学科ニュース

202303.31
経営学科ニュース

【経営学部】「尼崎観光ウォーキングマッププロジェクト」授業より ~尼崎での学外学習授業=フィールドワークで尼崎市内を探訪し観光マップを作成しました!~

経営学部(尼崎キャンパス)では実習科目の授業として「尼崎観光ウォーキングマッププロジェクト」の学外学習授業を秋学期から春学期にかけて実施しました。

これは関西国際大学と尼崎市との包括連携協定の一環として一般社団法人 あまがさき観光局 様と連携して実施したもので、学生がグループを作り、課題として「尼崎観光ウォーキングマップ」を作成するPBL(=Project based learning:課題解決型学修)の授業として実施しました。

授業での目的は、以下です。

  1. 行政との連携による地域連携型授業での地域貢献(尼崎市内の中でも高齢化が進む南部地域でのウォーキングマップを作り利用してもらうことで交流人口を増やしたい)
  2. フィールドワークを含むPBL(課題解決型学修)による学生の学習意欲増大(学外学習+グループワークによるマップを作り上げることで学習意欲を高める)
  3. 実践的なチームワーク習得による学生の視野拡大(少人数のグループでコミュニケーションを取りながら1つの目標を追求し完成させる過程で視野を拡げる)
島田様.jpg
尼崎の観光の概要について講義する「あまがさき観光局」島田憲和様

授業では、この科目の履修を選択した1~3年の学生を4~5名のグループに分け、本学教員からは尼崎市の歴史や地誌、着地型観光の重要性について、また、あまがさき観光局 島田憲和様(写真右)からは観光を通じた地域活性化と交流人口増加について学んだ後、阪神尼崎駅をスタート地点とし、ウォーキングと電車・バスのみの利用による観光マップを多数の写真を取り込んでパワーポイントで作成するという課題に挑みました。

学生たちは自分たちでウォーキングコースを考えて、途中の立ち寄りポイントを選び、現地を歩いてマップに載せる写真を撮り、必要に応じて取材をするフィールドワークを行い、教室でのグループワークで意見を交換しながらマップのルートやポイントの構成、全体のデザインを作り上げることに取り組み、何とか完成にこぎつけました。マップは阪神尼崎駅を出発地とする4つのエリアのコースで構成され、各コースとも概ね数時間(歩行そのもの1時間程度)の誰でもトライできるコースになっています。

参加した学生からは学びを終えた後に・・・・

  • 普段何気なく通ってた場所にも、ふと立ち寄ってみると面白いも のや新しい発見がたくさんあった。
  • 阪神尼崎周辺を歩く事で昔ながらの情緒あふれる街並みを見る事ができ、近年地域の再開発が進む中で尼崎の古き良き街を伝えていきたいと感じる事ができた。
  • シャッター街の印象が強かったが、尼崎の新たな一面を知ることが出来た。商店街のシャッター街を再開発すれば、活性化するのではないかと感じた。
  • 自身の知らないことや、行ったことのない作業を行えた為、学びの多い講義になった。」「グループとして行動することやグループでのコミュニケーションの大切さを学んだ。

・・・など多くの意見が出され、教室内の講義だけの授業では得られない経験や感動を得られた授業にすることができました。

完成した観光ウォーキングマップは、今後、あまがさき観光局のホームページでも公開される予定です。

完成した 尼崎観光ウォーキングマップ pdf はこちら

表.jpg完成したマップの表紙
裏.jpg完成したマップのコース一覧表
学生1.jpgフィールドワークで調査を行う学生グループ
学生2.jpgグループワークでマップの構成を検討する学生グループ
【教授 岡村 克彦 / 准教授 河内山 潔】

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