
看護学科コラム
202304.24
看護学科コラム
【看護学科】看護専門職とは
現在、専門職の定義は変わりつつあり、幅広く解釈されることも多くなりましたが、古典的専門職とは医師、法律家、聖職者と人々のlifeに関わる仕事のみでした。専門職(Profession)は神に誓約する(profess)を語源としており看護は大学化を一つの契機として、当初は準(半)専門職と呼ばれながらも専門職であることを目指して努力を続けてきました。
現在一般的に示されている専門職の要件は、
- 長期の訓練・教育を通し高度に体系化・理論化された知識・技術を身につけることが必要
- 職業集団の成員には、国家または団体による資格認定が必要
- 職業集団自体の組織化と組織維持のため、成員には一定の行為準則が必要
- 職務を遂行する際には、営利を目的とするのではなく愛他的動機に従って公共の利益を目的とする
- 高度な知識・技術を占有し、それに基づいて公共的な利益を志向する役割が義務付けられる結果として高度の自律性や社会的権限が付与される
となっています。
看護専門職はスペシャリストとして専門性を追求する専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)やナースプラクティショナー(NP: Nurse Practitioner)、認定看護師だけでなく、ジェネラリストとしても専門性を追求し活動しています。このような先人達の努力によって専門職として日々発展している職業です。
この素晴らしい職業を一緒に目指し、発展させる一人の人材になりませんか。
【講師 野村 浩】