観光学科コラム

202306.19
観光学科コラム

【観光学科】観光の学びについて考えてみましょう②

大学での観光の学びは、観光現象を切り口に、経営学・社会学・文化人類学・心理学・歴史学・地理学など、様々な学びを通じて国、地域、企業、社会が抱える課題を発見し、解決案を実践的に導き出すことです。その過程において、地域・企業・外国・他大学との「かかわり」を通じた学びを重視しています。この4つとの「かかわり」を学びの場としてとらえ、学生自身が実体験を通じて各テーマについての理解を更に深めることで、多様な価値を生み出します。

私は、観光による地域振興や観光関連企業が抱える課題解決に向けて、地域社会、企業、学生を巻き込み、協働的価値を創造しながら取り組んでいます。それは、多面的な観光現象に対する課題は複雑であり、これまでのような一方向からのアプローチだけでは課題解決が難しいという理由からです。そこで、学生(若者・地域社会にとってよそ者)を含め、様々な視点からのアプローチが新たな価値、協働的価値を創造し、課題解決に結びつくのではないか、という発想です。学生がプロジェクトに参加する意義は、学生視点からの様々な提案が、社会的貢献や企画プランの商品化等を通じて、自己実現や自己承認欲求につながる可能性があるということです。

みなさんも一緒に、観光の学びにチャレンジしてみませんか。

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【教授 小林 弘二】

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