
経営学科ニュース
【経営学部】地域マネジメント専攻(三木キャンパス)「プロジェクトマネジメント演習Ⅳ」地域ゼミ 三木市の産業を知る② ~常三郎様を訪問しました~

2023年6月22日(木)に「プロジェクトマネジメント演習Ⅳ」の授業の一環で、三木市の常三郎を訪問しました。三木市の三大産業は、金物、山田錦(酒米)、ゴルフです。その中の金物産業について知る第2回です。
株式会社常三郎は、昭和22年「常三郎かんな製作所」を創業、古来鉋製法の奥義を伝授しながら、近代製法への研究を重ねてこられた会社です。現在の代表取締役社長の魚住さんは三代目です。敷地内には、鍛造場などのある工場だけではなく古式鍛錬保存場もあり、歴史を感じることができます。
到着後は、まず鍛造場で鍛造の様子を見学。1000度を超える炎の中で赤く染まった鋼を取り出し、水に浸けると水蒸気爆発が起きます。学生たちはその大きな音に驚きながらも、普段は見られない製造工程をじっと見つめます。その後は、工場を見学し展示室へ移動し、過去に放映されたテレビ番組を見て、魚住社長のレクチャーを受けました。お話の内容は鉋の製造だけにとどまりません。ご自身の経験からチームワークの大切さや経営戦略までお話してくださり、経営学部の学生にとっては、まさに"実践"を学ぶ、貴重な機会となりました。
最後は、鉋削り体験です。鉋に触れるのも初めての学生たちは、サポートを受けながらおそるおそる木材を削っていきます。一定の力で削ることの難しさを実感しました。
学生たちの感想は、
- 職人さんの高度な技術とこだわりが世界に誇る鉋を作り上げている。
- やわらかい鋼とかたい鋼を合わせて鉋を作るのは日本だけだと初めて知った。
- 鉋の製造だけではなく、常三郎の経営戦略についても知ることができた。
常三郎のみなさま、ならびに2回の工場見学をアレンジしてくださった三木市商工会議所のみなさま、この度はお世話になり、ありがとうございました。




関連記事:
2023.06.15【経営学部】地域マネジメント専攻(三木キャンパス)「プロジェクトマネジメント演習Ⅳ」地域ゼミ 三木市の産業を知る~岡田金属工業様を訪問しました~