看護学科コラム

2023年5月27日（土）に『2022冬グローバルスタディ全体報告会』が開催されました。保健医療学部は3月20日～3月27日に台湾のアジア大学で研修を行い、その学んだことについて報告を行いました。研修で学んだたくさんのことを短い時間の中で医療者ではない人たちにも理解をしてもらうための説明は難しく、他者に理解してもらうためのポスター作りは試行錯誤を繰り返し、発表の練習を重ねて本番を迎えました。

グローバルスタディでは、学生は現地の医療施設の見学や看護教育に触れ、様々なことを感じ、学びましたが、特に学生が学んだことは『多様性を理解する重要性』でした。国によって国民が大事にしていることは、こんなにも異なるのだと肌で感じ、その大事にしていることが国民の心身の健康につながる。だからこそ、その文化的背景を尊重することが看護において大事になってくるということを学んだようです。そして、文化的背景を尊重するためには、その国の歴史的背景を正しく理解するということも重要であることに気づくことができました。

また、全体報告会を通して得た学びもありました。他学部の学生から看護とは違う視点で質問を受けることによって、看護ではあたりまえととらえていたことが、他学部の学生にとってはあたりまえではない疑問を問いかけられたことによって、自分たちが大事にしなくてはならない看護に改めて気づかされる場面がありました。様々な学科から意見をもらうことも多様性の理解を深めることにつながりました。