観光学科ニュース

202307.10
観光学科ニュース

【観光学科】南あわじ市で観光体験プログラム作りのフィールドワークを実施しました!

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観光学科では、南あわじ市役所および地域の観光事業者と連携して、観光地域活性化に取り組んでいます。先日は、高根沢准教授が学生たちと南あわじ市を訪問し、観光体験プログラム作りのための地域資源調査を行いました。

最初にお話を伺ったのは、福良湾に面した海岸でアウトドア施設「焚き火BASE~HOKAGE~」を運営する武政さん。東京から移住してきた武政さんは、南あわじ市の魅力に惹かれて数年前に元水産加工場跡を手作業で整備し、海と夕日と焚火を組み合わせたキャンプサイトを立ち上げました。そのほか、地域の魅力をネットで発信し、移住の相談窓口になるなど、地域と地域外を結ぶことに取り組んでいます。また施設内には、新たに丹波篠山市から移住してきた方が地ビールの醸造所の開業準備を進めており、新しい事業に取り組む活気があふれていました。

今回はじめて現地を訪れた学生たちは、武政さんから地域の状況と施設の説明を受けた後、地域資源を活かした新しい体験のアイディアについて意見交換を行いました。施設の前に広がる海岸線や背後の山だけでなく、海上にある養殖用筏や海釣り用足場など、周囲にはさまざまな資源があり、今後の取り組みが楽しみです。

午後からは「うずの丘大鳴門橋記念館」を訪れ、施設を管理している「株式会社うずのくに」の方にコロナ後の観光状況や課題についてお話を伺いました。この日も、インスタスポットで有名な"#おっ玉葱"だけでなく、特産の玉葱を活かした淡路島バーガーや玉葱キャッチャー、淡路島乳業の丘の上の牛乳パンなど、ユニークな発想とデザイン性あふれる商品をもとめて、たくさんの観光客が施設を訪れていました。

最後は慶野松原から今話題の西海岸沿いを北上し、淡路島の観光開発の現状を視察しながら帰路へ。お洒落なホテルやカフェなどが続々と開業し、新しい住宅の建設も進んでいる状況は、まさに観光によって地域が生まれ変わっていくプロセスを眺めているようでした。

今後も現地フィールドワークと事業者の方々との打ち合わせを行いながら、新しい観光体験プログラム作りに取り組み、観光の視点から地域づくりの在り方について学んでいく予定です。

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