観光学科ニュース

2023年7月29日に丹波篠山市の福住地区で行われた水無月祭りに、観光学科の学生16名がお手伝いとして参加してきました。

水無月祭りは、その年の農作物の豊作を祈る伝統的なお祭りです。福住地区東部の5つの集落から山車が住吉神社まで巡幸し、日が暮れるとともに打ち込み囃子の奉納が行われます。コロナ禍のあいだは中止されてきましたが、今年は晴れて4年ぶりに開催されました。

学生たちは、川原集落と福住中集落の2つに入って、地域の方々と一緒に山車を引き回すお手伝いをしてきました。神社の境内では、重量のある山車の前輪を持ちあげてぐるりと回してみせるなど、留学生だけでなく日本人学生にとっても初めての経験ばかりで、学生にとっても貴重な経験をさせていただきました。

当日川原集落のお手伝いをした久保田さん（2年生）は「山車を引っ張ったり押したり担いだり乗ったりと、大変なこともありましたが、全ての山車が揃った景色は圧巻でした」とのことです。

少子化・高齢化が進む地域では、伝統的な祭りの継承が大きな課題となっています。観光学科の学びの一つとして、そうした現場を直接体験しながら「観光」の視点から地域課題の解決を考える取り組みを続けています。

観光学科は、次年度も引き続き地域の方々と協力しながら、伝統文化の継承に貢献していきます。