
観光学科ニュース
【観光学科】学生が地域の方々と協力して造成した食文化体験プログラムが催行されました!(兵庫県丹波県民局委託事業『福住テリトリオ活用事業 食文化ツーリズムプロジェクト』)
丹波篠山市福住地区は、豊かな自然と歴史的町並みが共存するゆったりとした農村集落です。観光学科の「観光まちづくり実践」の授業では、兵庫県丹波県民局の委託事業として、丹波篠山市福住地区での食文化体験のプログラム造成に取り組んでいます。
学生たちは、地域の食材だけでなく、豊かな水をもたらす里山の管理や、食べる空間としての古民家、そして食の安全へのこだわりなど、いろいろな視点から食文化体験のアイディアを検討してきました。
2023年12月23日には、それらのアイディアから3つを選び、神姫バス株式会社の協力を得て、モニター体験プログラムを実施しました。
当日は今年一番の寒さ。朝8時の段階でマイナス5℃という状況でしたが、エンジントラブルで断念された方を除いて参加者全員が福住に集まりました。
最初に福住の歴史や特色について解説した後、まずは薪割り体験へ。
福住に店舗を構える里山ストーブの方に、斧や機械を使った薪割りのデモンストレーションをしていただいた後、参加者の方々で薪割りに挑戦しました。
また、過疎化・高齢化によって山の管理が困難になってきているという地元の方のお話を伺い、薪割りを楽しみながら地域の森林管理に貢献することも可能になると聞いて、参加者の皆様もうなずいていました。
続いて、ピザ体験とコーヒードリップ体験に分かれて移動し、それぞれの店舗で体験を行いました。
ピザ・オモトでは、移住された店主の方から古民家DIYの体験談を伺った後、店主のこだわりのピザについてレクチャーを受け、オリジナルの窯焼きピザ作りを体験しました。
生地が一番大事というこだわりの通り、モチっとしつつパリッとした生地にトッピングが一体となって、全員が笑顔で満喫していました。
マグナムコーヒーでは、ドリップの方法について丁寧に解説を受け、飲み比べをすることで微妙な違いを理解することができたようです。
また食の安全やコーヒー豆の生産者にこだわる店主の楽しい語りを聞いて、「また来たいです」という参加者もおられました。
今回のモニター体験では、参加者にアンケートをお願いして体験内容に対する感想や改善点を集めました。
年明けから2月にかけて、実際に定期的に販売できる体験プログラムの造成に向けて、事業者の方々と一緒に検討を進めていく予定です。







