心理学科コラム

202401.31
心理学科コラム

【心理学部】サイバーセキュリティ論Ⅱにおいて産官学の取組みとして「株式会社ドコモCS関西神戸支店」から講師を招き実演を交えた講義を展開しました

1月26日(金)神戸山手キャンパスにて、犯罪心理学を専攻する学生を主な対象として、全学科の学生が受講可能な「サイバーセキュリティ論Ⅱ」の講義において「携帯電話に潜むリスク」を中心とした若年層を対象としたテーマについて外部講師を招いた授業を実施しました。

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本講義は、サイバーリスクマネジメント力を養成すること目的とし、実際のサイバー犯罪捜査の方法、企業のサイバーセキュリティ対策や取組みを学び、社会生活に求められるサイバーセキュリティの知識の習得を目指しています。学生生活において必需品であるスマートフォンは、携帯電話にカテゴライズされていますが、電話ではなく実際は小型のコンピュータを常に持ち歩いているという認識を持つ必要があります。実際にスマートフォンの通話機能よりSNSやネット検索、各種買物等のツールとして使用している人の方が多いのではないでしょうか。それは、利便性と同時に危険性を含んでいるということです。

そこで、企業活動として産官学の取組みを推進している株式会社ドコモCS関西神戸支店の協力を得て、この度大学のキャンパスにおいて授業の中で講演をして頂きました。講義の内容は、

  1. 若年層に対する取組みとして、若年層へのスマホセキュリティ設定などに関するサポート
  2. シニアに対する取組みとして、シニア層が多く集まる拠点での定期サポートの実施
  3. 産官学の取組みとして、ドコモ、兵庫県警、本学など大学、高校との連携活動

等の施策展開の紹介の後「携帯電話に潜むリスク」について、①闇バイト ➁ゲーム課金 ③違法薬物の購入 をテーマとした動画を視聴しました。

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更にフィッシング詐欺に関する動画視聴をした後「携帯電話のセキュリティサービス」について、設定方法の説明を交えながら実機を使用した実際の作業手順に関する実演を行って頂きました。学生はそれぞれ自分のスマートフォンで迷惑メール対策の設定等を行いました。

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本授業を実施したことにより、理論のみならずサイバーセキュリティの重要性を体感できたのではないかと感じています。

今回は授業科目の1コマとして実施しましが、本学には官民連携や地域貢献活動を推進する部局である社会連携課があり、我々教員も授業のみならず各種体験学習を協働して進め、これからも民間企業、警察、行政機関等産官学の取組みを幅広く展開して行きたいと考えています。

 

参考:2024年2月17日(土)11:00~15:00 キャンペーンチラシ

「サイバー犯罪防止キャンペーン」 イオン明石ショッピングセンター(2番館1F SEA PARK)

 関西国際大学学生による防犯寸劇など様々なイベントを通じて啓発活動を行います。

【 教授 髙橋 浩樹】

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