
観光学科ニュース
202411.07
観光学科ニュース
【観光学科】学生たちが農家と協力し、丹波篠山市の秋の名物「黒枝豆」の販売・PRを行いました。
「観光地域づくり実践Ⅱ」は、地域の現場に立って、住民の方々と交流しながら地域の課題解決や魅力の活用に取り組む授業です。丹波篠山市での活動では、8月に波々伯部神社の祇園祭をお手伝いしたご縁で、黒枝豆を栽培している「かわぐち農場」の川口さんと知り合うことができました。そして栽培農家の苦労や課題を伺った結果、神戸での販売促進と顧客開拓の企画を実施することになりました。

神戸での販売は、10月20日に、神戸阪急百貨店の別館5階にある「ひょうごふるさと館」で行われました。前日は現地に宿泊して収穫体験とサヤを取る機械の使い方を教えていただき、黒枝豆の収穫から販売準備に至るプロセスの体験学習。そして当日は、朝6時半から収穫作業を開始し、早朝の冷たい風のなかで必死に枝葉を落として1㎏ずつ紐でまとめる作業に取り組みました。できあがった束は車に積み込んで神戸へ。ひょうごふるさと館では12時半から販売を開始し、16時には無事に売り切ることができました。

商品には川口さんのイラストを描いたカードを貼って農場をPRし、またお客様には丹波篠山の黒枝豆の美味しさを説明するなど、これまで丹波篠山のことをよく知らなかった人々に、地域の魅力を伝えることができました。
また、企画から販売までさまざまなことを検討し、具体化し、実践するという流れを経験できたことで、学生たちもまた一歩成長することができたことと思います。
この場をお借りして、ご指導いただいた川口さんにあらためて御礼申し上げます。

【准教授 高根沢 均】