
観光学科ニュース
【観光学科】学生たちが南あわじ市の淡路手延素麺共同組合と実施した「素麺スイーツ」試作の取り組みが、日本食糧新聞で紹介されました。
観光学科では、南あわじ市役所および地域の観光事業者と連携して、観光地域活性化に取り組んでいます。今回は、地域の伝統産業である「手延べ素麺」の活性化につながるアイディアとして、「素麺スイーツ」の試作会を実施した取り組みが、日本食糧新聞に取り上げられました。


南あわじ市の手延べ素麺は、江戸時代に奈良の三輪地方の素麺づくりが伝わり、漁師の冬の副業として定着した伝統産業で、最盛期には約130軒の製麺所が立ち並んでいました。しかし、消費量の減少や手作業の大変さもあって製麺所の数は減少しており、将来的な継承の危機にあります。
そのような状況のなかで、素麺レストランを開業するなど淡路手延べ素麺の活性化に力を入れている淡路手延素麺協同組合と協力し、新しい可能性に挑戦するべく「スイーツ×まち歩き×素麺」というテーマにチャレンジしました。


学生たちは、事前調査をもとにアイディアを出し合い、留学生の故国のスイーツなども参考にしながら6種類のメニューを考案し、組合理事長で有限会社金山製麺を経営する金山社長と神姫バス社員の方々とともに試作・試食を行いました。いろいろな味の組み合わせだけでなく、見た目にもこだわって工夫した結果、いくつかのメニューは実際に商品に活かせそう、という評価をいただくことができました。また、試作そのものを観光体験プログラムにできるのでは、という提案もいただきました。


こうした取り組みが、地域の伝統食産業の活性化のユニークな取り組みとして日本食糧新聞で取り上げられました。
https://news.nissyoku.co.jp/news/tsutsui20250206113541859(有料記事)
今後、商品化につなげられるように、さらにいろいろと検討していく予定です。