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雑誌「ゴルフ場セミナー」に 2026年開設の経営学部ゴルフマネジメントコースについての記事が掲載されました
『ゴルフ場セミナー』という雑誌に、本学 2026年開設の経営学部ゴルフマネジメントコースについての記事が掲載されました。
また、本学 経営学部経営学科 上村和美教授のコメントも掲載されています。
この雑誌は書店での一般販売はされておらず、全国のゴルフ場には必ず1冊置いてある雑誌です。



「将来の支配人候補生を育成する」
(※出版社に許可を頂き掲載しております。)
3月18日、兵庫県三木市役所にて、三木市、三木市ゴルフ協会、関西国際大学の3者は、ゴルフ振興などに関する連携協定書の締結式を行った。
今回締結された「ゴルフの振興及びその人財の育成等に関する協定」で特に注目されるのが、2026年4月、関西国際大学の経営学部地域マネジメント専攻(三木キャンパス)に「ゴルフマネジメントコース」が新設されること。産業としてのゴルフを支える人材育成を中心に、地域の持続的な発展のための協力体制を構築していくというものだ。
同大学では、20年にスポーツ庁委託事業「大学のスポーツ資源を活用した地域活性化拠点形成・大学スポーツアドミニストレーター配置支援事業」に採択されたことをきっかけに、三木市ゴルフのまち推進課との連携を進めてきた。
「三木市に立地する唯一の大学の強みを生かし、市内のゴルフ場と連携し、人材育成を行いたいと考えています」と話すのは、同大学学長補佐・高等教育研究開発センター長・経営学部経営学科教授の上村和美氏。
同コースを新設する狙いについて、「2025年問題は、ゴルフ場の労働人材の減少にも大きな影響があります。現在、コース管理などを担当しているベテラン社員が続々と定年を迎え、どのゴルフ場においても、若手の担い手が必要となっています。そこで、ゴルフマネジメントコースの人材養成のコンセプトは、将来のマネジャー(支配人)候補生の育成としたいと考えています」(上村教授)
支配人に必要だと考えているのが、「コミュニケーション能力」「協調性・チームワーク」「ホスピタリティ」「接遇能力」の4つの能力で、これらを高めるカリキュラムが組まれる予定。なお、ホスピタリティや接遇では、一般的な内容にとどまらず、ゴルフ場特有のマナーについて理解させるプログラムを用意する考えのようだ。
また、三木市ゴルフのまち推進課との協議において、ゴルフマネジメントコースでは、授業コンテンツをゴルフに特化した内容としつつも、現行カリキュラムの基礎科目「経営学概論」「経済学概論」「マーケティング」「ファイナンス」「ビジネス統計学」(いずれも4単位)は、ゴルフ場支配人の育成にとって必要不可欠であるということで一致した。そこで、1年春秋、2年春は経営の基礎を学ぶ時期に設定するとのこと。
また同時期には、ゴルフ実技やインターンシップなどの経験学習も開講されており、ゴルフマネジメントコース所属の学生は、それらを必修科目として履修する。
「経営学部のカリキュラムのコンセプトは"教室と現場の往還"です。教室での学びを早い段階から現場で実践し、学びを深めるというもので、経営学部ではインターンシップを2年生夏学期に10日間のプログラムで実施しており、22年夏からは、市内ゴルフ場でインターンシップを受入れてもらい、10日間で2カ所のゴルフ場での就業体験を行っています」(上村教授)
さらに、2年春・秋に行うゴルフマネジメント論とゴルフマネジメント演習では、「座学中心ですが、ゴルフの歴史、ゴルフ場のマナー、ゴルフ場の仕事などの基本事項の他、フロント受付、施設管理、コース管理、キャディマスター室、キャディ、営業、販売、レストランなどの部門別に必要とされる能力を、実技を交えながら修得してもらいます」(上村教授)
三木キャンパスから6㎞強(車で約15分)に位置する三木ゴルフ倶楽部を始め、ライオンズカントリー倶楽部や三木よかわカントリークラブ(いずれも兵庫県・27H・M)などの市内のいくつかのゴルフ場では、すでに地域マネジメント専攻の「生涯スポーツ(ゴルフ実技)」の活動場所としてコースを提供したり、インターンシップの学生を受入れている。
今後は、先日完成した専用リーフレット(A4サイズ)を持って、三木市内の高校を訪問し、その後は範囲を東播磨地域~兵庫県内にPRを拡大していくのだという。なお、同リーフレットは、3月20日に三木GCで開催され、計1350名が参加した「ゴルフまつり」のときに、ハウス内などに掲示されており、よいPRの場となったようだ。
また、大学の公式HPや大学・学部のインスタグラムでも情報公開していくという。
将来のゴルフ場運営を担う若者たちの争奪戦が、もうすぐ始まりそうだ。
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※ 経営学部 経営学科 上村和美教授のご紹介