
教員紹介(社会学部 社会学科)

- 所属
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社会学部 社会学科
- 専門
作曲、コンピュータ音楽、マルチメディア、音環境研究
- 主な担当科目(学部)
サービスラーニング(三ノ宮・元町)、情報リテラシー、学習技術、仕事とキャリア形成
Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
中学生の時、友達や先生の影響で音楽の素晴らしさを知ったことが最初のきっかけです。本格的に勉強しはじめたのは高校に入ってからですが、ピアノをはじめ受験のために様々な勉強を一からはじめました。自分で言うのもなんですが、この頃の自分は驚くほど頑張ったと思いますし、知ること学ぶことの喜びや楽しさを知りました。
大学生のとき「パソコン」というものが世に現れました。もともと機械好きでしたが、コンピュータになにか自分にとってとてつもない可能性を感じ、プログラミングをはじめ電子回路の勉強をし、マイコンを使っていろいろな機械を作ったりしました。ひとつの勉強を深めていくといろいろなものに繋がり、またひとたび興味を持つと、とことん知りたくなる性格なので、映像や写真、音響や照明などマルチメディア系や舞台系の勉強も行い実践を重ね、今に至っています。
また、うまく言えませんが「音」そのものを知りたいということ、歴史や地理にも興味も合わさって様々場所で音を記録し解析ソフトなどによる「音環境の研究」をするようにもなりました。結局いったい自分は何者なのか正直よくわからないのですが、こうした総合的なものが自分の専門なのだと思います。
Q2:プロフィール
「ものづくり」がとにかく好きです。もちろんなによりも音楽を作ることですが、電子回路を組んだりプログラムで制御したりすることも好きです。加えて木工も大好きで、電子回路とも組み合わせるなど、いろいろなものを作ったりしています。
「匠(たくみ)」というものへの憧れでしょうか、今の自分にできる最高のものをと取り組んでは挫折、反省の繰り返しです。楽天的でいい加減な性格なのに、なぜかものづくりだけはこだわりが強いのです。
もうひとつ好きなのは自然というか、特に「里山」のような人と自然が共存しているような場所と、そこにある「音」が大好きです。日頃出掛けるといえばそうした場所がほとんどです。
歳を重ねるにつれやりたいことが増える一方なので、それはそれでいいのですが、時間も体力もなかなか追いつかない中、日々の取り組みを大切にしています。
Q3:この仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?
「学べる」ということです。授業のために調べたり教材を作ったりすることで、ほんとうにたくさんのことを学ぶことができます。ですがそれだけでなく、様々な学生が様々なことを教えてくれることも「学べる」大きな機会です。
学生との様々な接点において、特にこの世代の飾らないありのままの考えや悩みなど、教員であるからこそ数多くのことを学ばせてもらうことができていると考えています。
Q4:この仕事をして辛かったことは何ですか?
辛いというのではありませんが、「教える」ということへの違和感でしょうか。私自身が日々「学ぶ」中でもっとも痛感していることが、いかに自分は何も知らないのか、そのような自分がどうして「教える」という立場をとれるのかということです。
ですので、私は「教える」のではなく私の知っていること、発見したこと、考え、そして知らない、ということを「伝える」つもりで授業に臨んでいます。
Q5:高校生へメッセージをお願いします。
自ら学ぼうとしてください。それが大学というところだと思います。
今まで知らなかったことを今日知ることができたなら、それは本当に嬉しいことではないでしょうか。さらに明日自分はどんな新しいことを知ることができるのかというようなワクワクした気持を感じたとすれば、もはや学ぼうなどと考えなくても、自然に学び取ってしまう能力を身につけたといえるでしょう。
Q6:講演・取材など協力可能なテーマ
地域連携によるコンサートやイベントなどの企画・開催など、学生や卒業生とともに行うことを長年行ってきましたが、今後も続けて行きたいと思っています。
神戸山手キャンパスの吹奏楽部顧問を務めさせていただいておりますので、その活動とともに、様々なことができればと思っています。