教員紹介(国際コミュニケーション学部 観光学科)

助教

Stelen E. Siagto (Stelen E. Siagto)

所属
国際コミュニケーション学部 観光学科
主な担当科目(学部)

オーラル・コミュニケーション1d、オーラル・コミュニケーション1L1 2/2、ライティングⅠA、ライティング1L1 1/2、オーラル・コミュニケーション1c、リーディング総合1L3、リーディング総合1、総合英語ⅢL3

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

私が英語講師になったのは『学ぶこと』が好きだからです。

ことわざの1つに”The best way to learn is to teach.”という言葉があります。『最高の学習法は教えることだ』ということです。私は指導をする立場にありますが、同時に生徒や学生から学んでいるという風にも感じています。その上、英語という言語を扱っており、その英語を用いて様々なトピックについて話をします。

ディスカッションをしているときには講師としての役目を果たすことはもちろんですが、多様な考えを聞くことで私自身も成長ができています。

■ プロフィール

私はフィリピンのラ・トリニダードという小さな町で育ちました。日本の方には馴染みのない町だと思いますが、『フィリピンのイチゴの首都』と呼ばれ、イチゴが有名な町です。日本に来る前までの31年間はフィリピンで過ごしました。

私の両親は音楽やスポーツに熱心な両親で、私の兄弟もその影響を受けておりました。そんな家庭環境で育ったので私も音楽やスポーツが大好きです。大学で教育を専攻したのはそういったものを将来の子どもたちにも教えていきたいと感じたこともあり、大学を卒業後は現地の公立学校に勤めました。

都会のビル群に囲まれることも好きですが、街の喧騒から離れて自然の中で時間を過ごすこともあります。自然の中をウォーキングするのは良いリフレッシュにもなります。ときにはカメラを持って街に飛び出し、写真を撮りながらお散歩することもあります。先にも申し上げた通り、運動も大好きなのでトレーニングなどのアクティビティをすることもあります。私の趣味を通して兵庫県の魅力を日々発見していけたらと思っています。

■ 仕事を通してよかったと思ったことは何ですか?

英語講師をしていて良かったことは、上記でも既に述べていますが、様々な人と学習をする機会が持てることです。老若男女を問わず、ときには外国籍の生徒や学生を指導することがあります。英語という言語を通して、多くの人と関わることができ、ひとりひとりの考え方を知ることができるという点は、私の人生を豊かにしてくれています。自分自身を高めることができる環境だからこそ、この仕事に誇りを持つことができます。

■ 仕事の中で辛かったことは何ですか?

現在は日本で英語講師をしておりますが、来日当初は日本の方々のシャイな性格や発言することを遠慮してしまう傾向に驚きと辛さを覚えた記憶があります。

フィリピンで指導をしていた頃と大きく受講者のスタイルが変わったことで自信を失ってしまうことがありました。しかし、この経験が学び方は十人十色であることを再認識させてくれることになり、大きい括りで日本の方々にどのような指導をするべきなのかを考えるキッカケをくれました。

■ 高校生へのメッセージ

英語は世界共通語、そんな風によく言われます。それは英語が世界で一般的に学習されている言語であるからです。英語を習得することで得られる恩恵は大きいと確信しており、皆さんが世界に飛び出す1つのキッカケになると思います。

グローバル化が進み、ボーダレス社会と言われる社会の中で英語を扱えるようになることは、いかなる将来においても有益なものになります。一緒に英語を学んでいき、自分自身の可能性を広げていきましょう。