グローバルコミュニケーション学科コラム

202106.29
グローバルコミュニケーション学科コラム

【Gコミ学科】『辞書の話③:英和辞典はどれも同じか?』  

書店には多くの学習英和辞典が並んでいますが、皆さんはどれも同じだと思いますか?確かに、どれもアルファベット順に語が掲載されており、綴り字・発音・品詞・意味・例文などが書かれています。

ところが、紙辞書には、巻頭に「この辞書の使い方」というページがあり、辞書の特徴が解説されていて、効率的に使うにはどうすれば良いかが書かれています。ところが、電子辞書はこの部分をすべて削除しているので、辞書の効率的な使い方を知らない人には、大切な情報が伝わっていません。

英和辞典は、それぞれ編集方針が異なっており、発音記号(特に母音)は辞書によって異なります。また、意味をどのような順で並べるのかも違います。

例えば、使用頻度順、重要な意味から周辺へ、歴史的に古いものから新しいものへなど様々です。例文にしても、辞書の為に作った文もあれば、実例に修正を加えたり、インターネットから採取したりと様々です。語彙数にも大きな差が見られます。

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また、英和辞典には入門用(小中学生)、中級用(高校・大学生)、中上級者用(大学生・社会人)、上級用(専門家・研究者)などのレベルが設定されています。

自分にレベルにピッタリの辞書を選ぶには、書店で紙辞書を開き、「この辞書の使い方」を確認するとよいでしょう。

辞書の話④へ続く


辞書の話①はこちら⇒

辞書の話②はこちら⇒

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