観光学科ニュース

202111.03
観光学科ニュース

【観光学科】関西国際大学の留学生と兵庫県立西宮今津高校生の交流会 ~新しい学びと気づき~

10月21日に大学に兵庫県立西宮今津学校の1年生21名を迎え、いろんな体験をしていただくことになりました。7名のベトナム人留学生がアドバイザー先生に推薦していただき、協力者として活躍しました。


"Be International and Global" のテーマで前田先生の講義が行われました。講義の最後に「外国人の方にどうやって接すればいいだろうか」と前田先生が高校生に質問を投げかけました。先生の答えは「相手の国の文化を否定するな。各国は自分の文化があって、誇りを持っているんだ。相手の国の文化を否定することは相手の国と本人まで否定することと同じです。仲良くできない。」でした。

日本に来た私たちの留学生は日本の自然、文化と人間に興味を持ち、もっと知りたいと思っています。お互いのことを分かりあえるように頑張り続けようと感じました。そして先生の答えを「外国人のために、いろいろと考えてくれました」と思いとても感動しました。


講義が終わった後、留学生を交えてのワークショップに入りました。21名の高校生を7班に分け、留学生も各班に一人ずつ参加しました。異文化についての情報を交換することで高校生の今後の探究学習への取り組みに対する動機付けを目的として、ベトナムのお正月と結婚の風習の2つのテーマを高校生に対して分かりやすく紹介しました。


私が紹介したテーマはベトナムのお正月でした。日本のおせちのように、ベトナムのお正月に欠かせない「バンチュン」という料理を紹介するとき、簡単に想像してもらうために、写真や動画などを使いました。高校生は私が話したことから自分の想像で絵を描き、代表となる絵を決めました。皆が上手に描いてくれたことで自分の役割は果たせたと感じました。

ベトナムのお正月について、先生からの質問を一つずつできる範囲で答えました。「ベトナムのお年玉はいくら入っているか」などの面白い質問で高校生と話が盛り上がりました。


ワークショップが終わった後、「日本に来たきっかけ」「日本に来て驚いたこと」などの質問をされ、初心を思い出しました。

「日本に来るためにどれだけ努力したことと、入国許可をもらった時、どんなに嬉しかったこと」など。いろんな困難があって、落ち込んだ時もありました。そんな時に、始めたころを思い出したら、また頑張ろうという気持ちを取り戻すことができました。


交流会を通して、ベトナムの文化や色んなことを共有できて、楽しかったです。最初は緊張しましたが、高校生の皆さんが話しやすくて、気楽に過ごすことが出来ました。違う国の文化を調べる前にまずは自国の文化を理解することも大切だと気づきました。

これからの西宮今津高校の皆さんの活躍と今回協力した留学生の活躍が、ベトナムと日本の良い関係のきっかけになることを祈ります。

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国際コミュニケーション学部 観光学科 ベトナム人留学生:グエン トゥイ リン
⇒国際コミュニケーション学部 観光学科ページ

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