教員紹介(国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科)

教授

遠藤 泰生 (Yasuo Endou)

所属
国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科
専門

アメリカ合衆国の歴史と文化、北米地域文化研究

主な担当科目(学部)

専門演習Ⅰ、初年次セミナー、評価と実践Ⅰ、ライティング総合2L4、地域研究(北米圏)、北米地域研究、評価と実践Ⅰ、基礎演習

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

19世紀アメリカ合衆国の太平洋地域における活動、世界におけるアメリカ認識の変容、黒人奴隷制度の歴史。私が北米の地域文化研究に興味を抱いたのは、ペリー提督の浦賀来航以来、日本と深いかかわりを持つアメリカ合衆国の成り立ちを深く理解したいと思ったからです。アメリカ合衆国を理解することは現在の日本を理解する作業の一端と考えています。合わせると7年ほどの渡米経験がありますが、いまだに謎多きこの国に興味は尽きません。

■ プロフィール

東京で生まれ生活することの多いこれまでの人生でしたが、その一方で、世界中の国々をずいぶん旅しました。南北アメリカ大陸、東西ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、オセアニアなどを旅しました。見知らぬ土地でそこに住まう人とその文化に触れる悦びは何事にも勝ります。仕事に疲れると、音楽を聴いたり、小説を読んだり、一人の時間を楽しんでいます。

■ 教員の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?

「若く」いられること、それが教員をしていたよかったと思うことです。人は老いるにしたがって頭が固くなり、思考がワンパターンになりがちです。学生の皆さんと話をすることで、常に自分を見直し、新しいものの見方を学ぶ喜びは教員でなければ味わえません。

■ 教員の仕事をして辛かったことは何ですか?

自分には当たり前と思えることが、若い人や外国の人には全く未知のことであることが多々あります。その認識の違いを探りながら話をすることが楽しみでもあり、辛い点でもあります。その結果、授業の準備に思いのほか時間を取られることが教員の仕事の辛いところでしょうか。

■ 高校生へのメッセージ

大学での経験は卒業後の人生の基礎を固める大切な資産になります。若い時は二度と来ない。躊躇うことなく、しかし素直な気持ちで、新しいことにチャレンジし、友だちを増やしてください。何より、人と語り合うことが大切だと思います。

Q6.講演・取材など協力可能なテーマ

アメリカ合衆国と太平洋世界、南北戦争の記憶と人種問題、世界における反米。