国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科
多文化共生専攻

 語学力を磨き、異文化を学び、
国際社会の架け橋として活躍する人材をめざす

グローバル化は、身近な日常生活の中でも確実に進んでいます。異文化への理解を深め、確かなコミュニケーション力を身につけることは、これからの社会を生きる上で不可欠になりつつあります。多文化共生専攻では、コミュニケーションの基盤となる英語力に加え、世界の地域・社会・文化の共通性や独自性を修得。公務員やNGO 職員をはじめ、グローバル化に直面するあらゆる企業や組織での活躍をめざす人材を育成します。国際社会の架け橋として、存分に存在感を発揮してください。

めざす進路

  • 国家公務員(外務公務員・入国審査官など)
  • 地方公務員(国際関係部局スタッフ など)
  • NGO・青年海外協力隊員
  • 英語教員(中学校・高等学校)
  • 大学院進学
  • 日本語教員

めざす資格・免許

  • TOEIC®600点以上
  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 高等学校教諭一種免許状(英語)
  • 日本語教師(修了証)
  • 防災士

学びの特色

1
異文化を体感することで多文化共生のあり方を考える

異文化を学ぶ様々な授業に加え、原則として全員が参加する「グローバルリサーチ」(交換留学)や、地域社会で学ぶ経験学習など、多彩な学びを通して、他国と自国の共通点と違いを理解していきます。留学生の多い学習環境も活かしながら、異なる国や地域の人々が共生するには何が必要かを考え、実践する力を身につけていきます。

2
異文化コミュニケーションを実現する「使える英語力」を修得

異文化コミュニケーションの基盤となる実践的な英語力を身につけます。入学時から計画的な英語教育を継続して行うことで、ほとんどの学生が毎年100点以上TOEIC® スコアを更新。卒業時には全員がTOEIC®600点以上に相当する英語力を獲得し、異文化共生を実現するための豊かなコミュニケーションを実践することをめざします。

3
日本文化やホスピタリティ等幅広い知識を国際交流に活用

国と国、人と人を結びつける仕事や場面は、世の中に数多く存在します。多文化共生専攻には日本のポップカルチャーやホスピタリティを学ぶ授業もあり、国際貢献、国際交流に役立つ幅広い知識を身につけることができます。知識に加え、様々な人との交流を積み重ね、国際社会で通用する豊かな個性と人間性を養ってください。

授業紹介

文化人類学
教育、医療、芸術などをテーマに多様な文化との関係性を学ぶ

文化人類学は、グローバルな視野と豊かな見識を養うのに不可欠な知見を与えてくれる学問です。教育、医療、性とジェンダー、芸術、民族文化、観光といったテーマについて、それらが各国・地域の文化とどのように関連し、どのように発展してきたのかを学んでいきます。文化人類学の基本的な視点や考え方を学び、映画鑑賞なども取り入れて、文化の多様性への理解を深めていきます。

日本のポップカルチャー
アニメや音楽、スポーツなど日本の現代文化を深く考察

アニメや漫画、ゲームや音楽、スポーツなど、日本のポピュラーカルチャー(現代文化)を取り上げて比較し、その歴史について学ぶとともに、日本社会についての理解を深めることを目的とします。なぜ日本ではこうした文化が生まれ、人気を集めるのか。海外の人々は、日本文化のどこに、なぜ惹かれるのか。現代文化から日本を考え、それを発信できる力も身につけます。

ホスピタリティマネジメント
ホスピタリティとサービスの違いからホスピタリティ産業の差別化を考察

観光、ツーリズム、ホテルなどのホスピタリティビジネスは、現代社会の重要な産業です。しかし、そもそも"Hospitality" と "Service"の違いは何でしょうか。授業では、まずその違いを語源、宗教、歴史から学び、日本語の「おもてなし」のルーツを考察します。そうして明確になったホスピタリティ精神の視点から、現在のホスピタリティ産業について考察し、市場での差別化について考えます。

担当教員の声

国際派として活躍するための
実践力を身につける

多文化共生専攻では、1年次に英語の基礎力や基礎学力の向上を徹底的に行い、2年次以降は観光や文化交流、国際貢献や国際協力分野で活躍できる力の修得をめざします。コミュニケーションの基本となる「使える英語力」を中心に、世界の社会・文化についてその共通性や 独自性についても学修。国際派として活躍するための実践力を鍛えていきます。2年生の秋学期には、1学期間の海外短期留学に行くチャンスもあり、英語力はもちろん、異文化理解力をさらに高めることができます。国際的な企業への就職や公務員、日本語教員・英語教員の志望者もサポートしています。それぞれの専門を持つ教員が一丸となって支援しますので、一緒に成長しましょう。

清水 拓野 教授

●文化人類学 ●日本社会研究 ●地域研究(アジア圏)論 ●中国語 ●言語と文化

[経歴] 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学)博士課程修了、博士(学術)。
[著書] 『中国伝統芸能の俳優教育:陝西省演劇学校のエスノグラフィー(単著)』 『Tourism and Glocalization :Perspectives on East Asian Societies(共著)』『中国社会における文化変容の諸相グローカル化の視点から(共著)』『地方戯曲和皮影戯 日本学者華人戯曲曲藝論文集(共著)』等