観光学科コラム

202302.15
観光学科コラム

【観光学科】バックパッカーの特徴

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旅人なので基本的に無職です。長期滞在しているとちょっとしたアルバイトが見つかることはありますが、旅費の「足し」になる程度です。つまり、概してお金がありません。お金がないから、通常汚い恰好をしています。現地の人がよく行く店で、現地の人が着ているような服を買っています。アジアとか南米とかだと現地人に紛れてしまい、街を歩いていると普通に道を聞かれたするくらい溶け込みます。

お金がないから、通常現地の人がよく行くレストランか、食材を買い込んで自炊します。結果、結構腹をこわします。生水には気を付けていますが、それでもお腹はやられます。そもそも水に含まれるミネラル分が地域によってかなり異なるので、きれいな水を煮沸しても、お腹はゆるくなるものです。1~2週間耐えると腸内環境が入れ替わるため、だいたい落ち着きます。水分を取るならミネラルウォーターよりコーラとかの清涼飲料水のほうがお腹を壊しにくいように思います。

お金がないから、通常安宿でひたすらごろごろしています。一泊500~1000円程度ですが、そういう宿は大概現地人でも敬遠するような地区に集まっているのでリスクはあります。ただし、馴染んでくると人情のある人が多かったりしてむしろ居心地がよくなってきて、滞在が長引くことになってしまったりします。

お金がないから、通常飛行機は使いません。鉄道やバスを使って地面を移動するのが基本です。タクシーだけは「外国人」相手とみるともれなく吹っ掛けて来るので、値切り交渉する元気があるときしか使いません。

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【准教授 疋田 浩一】

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