グローバルコミュニケーション学科コラム

202107.09
グローバルコミュニケーション学科コラム

【Gコミ学科】『辞書の話④:辞書いろいろ』

英語の辞書には様々な種類がありますが、その一部を紹介します。

1.発音辞典

「発音辞典」には、語の発音だけが掲載されています。英米の発音、それも幾つもの種類があり、版を重ねる毎に英語の発音が記述されていて、時代と伴に変化していることが分かります。
例えば、tire(自動車のタイヤ)は、イギリス英語では、/taiə/から/tɑ:ə/、そして/tɑ:/へと変わりつつあります。sureも/ʃʊə/から/ʃɚ:, ʃɔ:/への変化が米英で見られます。何%の人がどの発音を使っているかのグラフなどもあり、発音は常に変化していることが分かります。「固有名詞発音辞典」は、人名・地名だけの発音を掲載するというマニアックなものもあります。日本語でも、固有名詞の読み方は難しいですね。

2.thesaurus(シソーラス)

「thesaurus(シソーラス)」という辞書は、類義語辞典とも呼べますが、初めてこの辞書を手にした人は、おそらく戸惑うことでしょう。なぜなら、アルファベット順に書かれていないからです。語の意味群によってカテゴリー毎に番号が付けられていて、意味グループの番号順に掲載されています。使い方は、先ず調べたい語を、辞書の巻末にある索引で探します。そこには、語に番号が付けられていて、その番号のページを開くと、似た意味の語が一ヵ所にまとめられており、違いが説明されています。

3.英語図解辞典

「英語図解辞典」は、様々なモノを図解し、そのパーツの名称を1つ1つ挙げています。例えば、ピアノの内部のパーツ、自動車のエンジンを半分に切断してその各部の名称、スポーツで使用する用具の名称、人体の各部位の名称、動植物の名前など、多岐に亘ります。椅子だけでも約20もの種類が掲載されていて、知識を広げることができます。普通の辞書では見つけることのできない英単語を、図から探せるという楽しさもあります。

皆さんも、様々な種類の英語辞書を大学図書館で探してみましょう!

辞書の話⑤へ続く


辞書の話①はこちら⇒

辞書の話②はこちら⇒

辞書の話③はこちら⇒

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